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第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

第7節 ICT研究開発の推進

1 研究開発戦略の推進

我が国のICT分野におけるイノベーションの実現を目指し、国や国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT:National Institute of Information and Communications Technology)等による研究開発・成果展開の着実な推進を図ると共に、平成28年度からのNICT第4期中長期目標の策定に資するため、平成28年度からの5年間を目途とした「新たな情報通信技術戦略の在り方」について情報通信審議会に諮問を行い、同審議会技術戦略委員会における検討を経て、平成27年7月に中間答申が取りまとめられた。同中間答申においては、世界最先端の「社会全体のICT化」による先進的な未来社会の実現を通じた新たな価値の創造、社会システムの変革の実現のため、国及びNICTが取り組むべき重点研究開発分野・課題及びその推進方策が提言されている。総務省では、同中間答申における提言を踏まえ、平成28年度からのNICTの新たな中長期目標を策定・指示するとともに、平成28年度からの研究開発施策を推進することとしている。また、産学官によるIoT推進体制として、平成27年10月に「IoT推進コンソーシアム」が設立され、同コンソーシアムのもとに設置された「スマートIoT推進フォーラム(技術開発WG)」において、IoT関連技術の開発・実証・標準化の推進に向けた取組を進めている。

平成27年12月には、同中間答申において提言された重点研究開発課題のうち、自律型モビリティシステム、次世代IoT等の先端技術分野、さらに、AI・脳研究分野に関する課題について重点的に検討するため、同委員会に、「先端技術WG」と「AI・脳研究WG」を新たに設置し、具体的なプロジェクトの推進方策、研究人材の育成方策、標準化ロードマップ等について検討を進めている。

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