●衛星移動通信サービスの無線局数は毎年増加しており、2015年度末では13万1,345局にのぼる
衛星移動通信システムは、自動車、船舶、航空機等の移動体に設置した無線局や衛星携帯電話端末から、通信衛星を経由して通信を行うシステムである。
衛星移動通信システムには、
① 静止衛星(N-STAR、インマルサット、スラヤ)を利用したシステム
② 周回衛星(イリジウム、オーブコム)を利用したシステム
があり、携帯電話の電波が届かない山間地や海上、上空等のほとんどをカバーしている。また、比較的災害に強い通信手段としても注目されている。
2015年度末における衛星移動通信サービスの無線局数は、13万1,345局となっている(図表5-3-1-5)。