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第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI〜ネットワークとデータが創造する新たな価値〜
第3節 国際的なIoTの進展状況

(2)IoTに係る投資と効果

現時点のIoTに係る投資及び効果の顕在化の状況について比較すると、おおむねIoTに係る投資の増分と効果には一定の相関がみられる。とりわけ、IoTの効果(縦軸)に着目すると、各国ともプロセス(コスト削減率)がプロダクト(売上増加率)よりも高く、現時点においては、IoTはコスト削減効果が大きいことがわかる。

国別でみると、大きく3つのグループに分かれている。IoTの導入状況と同様に米国が突出し、次いで、韓国・ドイツ・中国・英国、そして日本はいずれの指標で見ても最も低い状況である(図表2-3-3-3)。諸外国企業は、我が国企業よりも積極的にIoTへ投資し、その効果を享受している状況がうかがえる。ただし、我が国企業は、従来のM2Mの利活用や、IoTに限らずICT導入によるコスト削減を追求し投資をしてきた経緯も考えられるため、現時点の評価である点に留意する必要がある。

図表2-3-3-3 IoTにおける投資と効果の関係
(出典)総務省「IoT時代におけるICT産業の構造分析とICTによる経済成長への多面的貢献の検証に関する調査研究」(平成28年)
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