総務省トップ > 政策 > 白書 > 28年版 > 訪日外国人旅行者数の国・地域別の傾向
第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI〜ネットワークとデータが創造する新たな価値〜
第4節 外国人から見た日本のICT・文化 

(2)訪日外国人旅行者数の国・地域別の傾向

統計データから国・地域別の訪日外国人旅行者数を概観すると、最も多いのが中国の499万人、次いで韓国の400万人、台湾の368万人、香港の152万人、米国の103万人となっている(図表3-4-1-3)。

図表3-4-1-3 訪日外客数の動向
(出典)日本政府観光局(JNTO)
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消費額についても、概ね訪日外国人旅行者数を反映したものとなっている(図表3-4-1-4)。

図表3-4-1-4 国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額と構成比
(出典)観光庁 訪日外国人消費動向調査
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2015年時点では、訪日外国人旅行者の84.3%はアジア諸国からであり、欧米からは12.9%にとどまっている3。主な訪日外国人旅行者(ビジットジャパンの重点市場20カ国・地域からの旅行者)で見ると、アジア諸国からは82.9%、欧米からは10.8%となっている。先述の「明日の日本を支える観光ビジョン」や平成28年版観光白書においても、2020年までに訪日外国人旅行者数を2015年の2倍の4000万人とする等の目標を達成するためには、欧米豪に対するプロモーションを強化する必要性が指摘されている。

以下、本項では、アンケート結果を基にして外国人が日本の文化やコンテンツにどのように関心を持っているか、日本の自然、伝統文化、アニメ等といったテーマ別や、放送、ウェブサイト、ソーシャルメディアといった媒体別に、各国比較も交え、いくつかの切り口から分析を行う。また、国や地域により、訪日の進展度(各国人口に占める各年の訪日者数の割合)が異なる段階にある傾向を踏まえ、それぞれの段階に応じたメディアの役割があると仮説を立てたうえで、事例も交えて考察を進める。



3 出典:日本政府観光局(JNTO)http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/別ウィンドウで開きます

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