●制作している放送番組の種類は「情報番組(パブリシティ含む)」が72.3%と最も高い
制作している放送番組の種類の割合は、「情報番組(パブリシティ含む)」が72.3%(前年度差2.4ポイント上昇)と最も高く、次いで「CM」65.7%(前年度差1.9ポイント上昇)、「報道」42.7%(前年度差0.6ポイント低下)となっている(図表5-1-8-10)。
●我が国の2014年度の放送コンテンツ海外輸出額は、約182.5億円の規模
2014年度の我が国の放送コンテンツ海外輸出額は、182.5億円の規模である。なお、2010年度から、番組放送権に加え、インターネット配信権、ビデオ・DVD化権、フォーマット・リメイク、商品化権なども対象にして放送コンテンツ海外輸出額を把握している(図表5-1-8-11)。放送コンテンツの海外展開は、番組放送権の販売が伝統的な方法であったが、多様化が進み、「番組放送権」以外が半数を上回るようになっている(図表5-1-8-12)。放送コンテンツ海外輸出額を主体別にみると、NHK及び民放キー局を合せて49.8%、プロダクション等が43.5%、民放在阪準キー局が5.6%、ローカル局0.7%、衛星放送局0.4%となっている(図表5-1-8-13)。また、2014年度において海外に輸出している主な番組の例は一覧のとおりである(図表5-1-8-14)。
●ジャンル別では、アニメが約6割を占め、次いでドラマ、バラエティが多い。また、輸出先では、アジアが約6割を占め、次いで北米、ヨーロッパが多い。
放送コンテンツ海外輸出額のジャンル別の割合では、アニメが64.3%、ドラマ17.0%、バラエティ11.4%となっており、ドキュメンタリー、スポーツがそれに続いている(図表5-1-8-15)。放送コンテンツ海外輸出額の輸出先別の割合では、アジアが58.5%、北米が24.2%、ヨーロッパが13.3%となっており、中南米がそれに続いており、日本の放送コンテンツはアジアを中心に多様な輸出先に展開されている(図表5-1-8-16)。