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第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(2)ICTによる社会インフラ維持管理

高度経済成長期に集中的に整備された社会インフラの老朽化が進み、効果的・効率的に社会インフラを維持管理していくことが課題となっている。このため、総務省では、センサ等のICTを活用した効果的・効率的な社会インフラの維持管理を可能とするため、センサで計測したひずみ、振動等のデータを、高信頼かつ超低消費電力で収集・伝送する通信技術等の研究開発・国際標準化に取り組んでいる。

平成27年度については、平成26年度に試作した超低消費電力通信用LSIの仕様を拡張し、セキュアな無線通信を実現するための暗号化・認証機能を実装したLSIの第二次試作を行い、動作検証を実施した。また、引き続き、福井県鯖江市において、前年度(30メートル級)より通信環境の厳しい100メートル級のコンクリート橋において、新たにバケツリレー方式でセンサのデータを伝送するマルチホップネットワーク等の技術実証を実施した。

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