●クラウドサービスを利用している企業の割合は2014年末から上昇
一部でもクラウドサービスを利用していると回答した企業の割合は44.6%であり、2014年末の38.7%から5.9ポイント上昇している(図表5-2-1-20)。産業別にみると、「金融・保険業」が61.4%と最も高い。また、資本金規模別にみると、資本金50億円以上企業で79.2%と最も高い(図表5-2-1-21)。
●利用しているサービスは「電子メール」が最も多い
利用しているサービスをみると、「電子メール」が51.9%と最も高く、次いで「ファイル保管・データ共有」(51.3%)、「サーバー利用」(42.9%)となっている(図表5-2-1-22)。
●クラウドサービスを利用している理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が約4割と最も高い
クラウドサービスを利用している理由をみると、「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が42.3%と最も高く、次いで「どこでもサービスを利用できるから」(33.4%)、「初期導入コストが安価だったから」(31.9%)となっており、主に機能面及びコスト面からの理由が挙げられている(図表5-2-1-23)。
●クラウドサービスを利用していない理由は「必要がない」が最も高い
クラウドサービスを利用しない理由としては、「必要がない」が42.9%と最も高く、次いで「情報漏洩などセキュリティに不安がある」(38.8%)、「メリットが分からない、判断できない」(22.5%)となっている(図表5-2-1-24)。