平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)郵便貯金ICカード実証実験

電子マネー機能を備えたICカードサービス実験を展開

 ICカードは磁気カードに比べてセキュリティ能力や情報蓄積機能に優れており、ICカードの利用は世界的な潮流となっている。そこで、郵政省は、10年2月から、大宮市(埼玉県)及びJR大宮駅周辺地域において、郵便貯金の磁気ストライプカードをICカードに移行するための実験を行っている。実験では、現行のキャッシュカードで提供しているサービス(貯金の預払い等)に加え、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等におけるキャッシュレスショッピングや公衆電話の料金支払い等で電子マネーサービスを提供している(図表1))。
 実験の利用状況については、11年1月末現在、ICカードは5万9,012枚発行されており、利用件数累計は5万4,231件、利用金額累計は7,944万1,542円、1件当たりの利用金額は1,465円となっており、ICカードが小口決済に利用されている傾向が見られる(図表2))。

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