平成9年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(6)シームレス通信技術の検討

 現在の情報通信サービスにおいては、自営や公衆、通信や放送といったようにそれぞれの目的ごとにネットワークが個別に存在してサービスが提供されており、その個々のサービスを利用者が利用しようとした場合、ネットワークごとに、宅内に配線工事をし、異なる端末を設置する必要がある。これらのネットワークや端末利用のシームレス化を可能な限り進展させ、利用者の利便性を十分に確保することにより社会にもたらされる利益は、インターネットの例を見るまでもなく極めて大きいものである。
 このため郵政省では、ネットワーク及び家庭内の宅内配線のシームレス化技術について検討を行い、関連技術の開発及び標準化の方向性を示すことにより、今後のネットワークや端末利用の高度化に資することを目的として、8年8月、「シームレス通信技術研究会」を開催し、9年4月に報告を取りまとめる予定である。

 

(5)マルチメディア社会に向けた衛星による固定通信システム(家庭用VSAT)の実現 に戻る 第2章第3節4(1)電気通信の利用者保護対策 に進む