平成9年版 通信白書

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第3章 放送革命の幕開け

(2)国内における国際化の動向

 ア 外国放送番組の受信
 郵政省は、海外からの映像国際放送の受信を円滑に推進するための措置として、放送法に規定する「放送」の定義に該当する事を確認したサービスについての公表を行っている。
 8年度末現在、「放送」と確認したサービスは、8事業者の提供する18チャンネルとなっている(第3-4-3表参照)。
 イ 外国語放送
 在日外国人の増加や日本人の国際化に伴い、外国語による情報提供ニーズの高まりを背景に、FMによる外国語放送が7年2月に制度化された。8年度末現在、大阪市(大阪府)等を放送区域とする関西インターメディア(株)が14言語、東京都特別区等を放送区域とするエフエムインターウェーブ(株)が9言語で放送を実施している。また、8年11月、福岡市(福岡県)等を放送区域とする(株)九州国際エフエムに予備免許が与えられ、9年4月に6言語で放送を開始する予定である(第3-4-4表参照)。
 ウ 衛星デジタル多チャンネル放送
 衛星放送の多チャンネル化によって、在日外国人や外国に興味のある人のニーズにこたえる番組が提供されている。8年度末現在、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語の各外国語放送が実施されている。

第3-4-3表 外国事業者の放送番組の受信

第3-4-3表 外国事業者の放送番組の受信(8年度末現在)

第3-4-4表 FM外国語放送の使用言語

第3-4-4表 FM外国語放送の使用言語(8年度末現在)

 

 

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