平成9年版 通信白書

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第3章 放送革命の幕開け

5 放送ソフトの振興

 (1) 放送ソフトの制作・流通環境の整備

 郵政省は、これまでにも放送ソフトの円滑な制作・流通に向けた環境整備を行うため、各種の支援措置を実施している。このうちソフト制作面での取組としては、1)放送ソフトの制作を行う者に対し研修を行う事業、2)ケーブルテレビの放送番組の制作・配信を一体的に行うための事業、3)放送ソフトを制作するための素材の収集、制作及び提供等を行う事業に対する支援等が行われている。
 また、ソフト流通面での取組としては、1)放送番組の収集・保管・公開を行う事業に対する支援、2)放送ソフトの流通を促進するための権利問題の解決に向けた取組等が行われてきている。
 放送の多チャンネル化、グローバル化等は近年急速に進展しつつあり、放送ソフトの量的・質的充実に対する要請が急速に高まっている。このような状況にあって、放送ソフトは、マルチメディア時代のコンテントの中心的な担い手として、今後ますます大きな役割を果たすことが期待されている。
 郵政省では、放送の多チャンネル化、グローバル化の進展を踏まえ、8年9月から「放送ソフトの振興に関する調査研究会」を開催し、制作会社等における制作資金調達の円滑化等、放送ソフト制作の活性化方策、海外への流通や他メディアへの活用を含む放送ソフトの多元的利用の促進方策等について検討を行っており、9年5月を目途に報告を取りまとめることとしている。

 

 

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