平成9年版 通信白書

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第3章 放送革命の幕開け

(2) 流通市場規模(一次・二次利用)

 7年度の放送ソフトの流通市場規模を推計すると、総流通量1,514億時間(対4年度比7.5%増)、金額41,103億円(対4年度比18.1%増)である。
 次に映像系ソフトにおけるマルチユースの進展状況を見ると、二次利用の流通市場規模は15.4%増である。テレビ番組の二次利用は、映画と比較して規模としてはまだ小さいが、4年度と比較して18.8%増となっている。二次利用の内訳を見ると、ビデオ販売、レンタルビデオでの利用が大きく伸びている。これは、人気テレビドラマやアニメ等のビデオ化に対するニーズが伸びたことが一因と考えられる。
 今後は、衛星デジタル多チャンネル放送の開始に伴う既存テレビ番組の再放送の増加やCD-ROM、DVD-ROMの素材として放送ソフトの二次利用が活性化することが期待される(第3-3-22図参照)。

第3-3-22図 映像系ソフトの流通市場規模及び流通量

第3-3-22図 映像系ソフトの流通市場規模及び流通量(1)

第3-3-22図 映像系ソフトの流通市場規模及び流通量(2)

 

 

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