企業における生成AIの活用により生じうる影響について尋ねたところ、日本では「作業時間の短縮などによる業務の効率化」と回答した割合が61.6%と最も高く、これに続く「品質管理の精度向上やパーソナライズなどによる製品・サービスの質の向上」の回答割合(32.2%)や「人員不足の解消」の回答割合(26.8%)を大きく上回った。他方、他の3か国では、「品質管理の精度向上やパーソナライズなどによる製品・サービスの質の向上」の回答割合が最も高く、次に「作業時間の短縮などによる業務の効率化」、「技術継承やノウハウ共有の円滑化などによる従業員の専門的な経験・能力不足の緩和」が続く結果となった(図表Ⅰ-2-1-10)。
日本では、生成AIが業務効率化の文脈で捉えられている一方で、他の3か国では、もう一歩踏み込み、製品・サービスの質の向上や生産性向上といった文脈で捉えられている可能性がある。