第Ⅰ部 特集 AIの進展がもたらす多面的影響〜人間とAIが健全に協働するデジタル社会の実現に向けて〜
第2節 最近の研究開発・社会実装動向

2 フィジカルAI

(1) 概要

国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター(CRDS)のプロポーザルにおいては、フィジカルAIは「センサやアクチュエーターなどの物理的な機構を通じて環境と相互作用し、得られた入力と動作の結果に基づいて知能を獲得・発達させる、身体性を備えた人工知能」とされている19。広義にはスマートグラスのような空間認知に基づきデジタル空間に生成結果を出力するものも含まれるが、本項では、ロボットのように出力が実空間に影響を与えるものを中心に取り上げる。フィジカルAIとしては、産業用ロボットだけでなく人型ロボットのヒューマノイドの研究開発も盛んになっている。



19 CRDS(2025)「フィジカルAIシステムの研究開発〜身体性を備えた AIとロボティクスの融合〜」〈https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2025/SP/CRDS-FY2025-SP-01.pdfPDF〉(2026年1月30日参照)

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