ドイツのレーゲンスブルク大学のチームが行った研究2では、学生で構成された参加者を、独自開発したAI支援ツールを使用する群とAIを使用しない群の2群に分け、2つの異なる課題に取り組ませた。両群の作業終了後、両群が作成したアイデアについて、複数の異なる分野の専門家の評価等、客観的な評価プロセスに付した。
この実験の結果、AIを使用した群は、AIを使用しなかった群に比べ、より短時間で高品質なアイデアを発想できることが明らかになったという。具体的には、AIの利用によって、知識の共有促進、アイデアの発想プロセスの迅速化、効率性の向上、アイデアの多様性等が示唆されたほか、AIを使用した群では、AIを使用しなかった群に比べて結果に対する満足度や作業への関与度も高いことが示唆されたという。
この結果に関し、同チームは、アイデアの発想段階において、創造性と作業効率の双方を高める上でAIが重要な役割を果たすことを示しているとしている。
2 Michael Gindert, et al. (2024)“The Impact of Generative Artificial Intelligence on Ideation and the performance of Innovation Teams (Preprint)”〈https://arxiv.org/abs/2410.18357
〉〈https://arxiv.org/pdf/2410.18357
〉(2026年1月16日、4月1日、4月7日参照)