昭和54年版 通信白書

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2 国際公衆電気通信事業

 国際電電は28年発足以来,国際電気通信需要の増大に支えられ着実な発展を遂げ,53年度末においてその資産総額は1,719億円となり,発足当時(33億円)の約52倍の規模に達している。

(1) 収支状況

 国際電電の53年度決算は,総収入1,292億円,総支出1,194億円で収支差額は約98億円となっている。
ア.営業収入
 営業収入は1,235億円で,対前年度比163億円,15.3%(昨年度の伸び率は18.3%)の伸びとなった。
 収入の大部分は,電話料,加入電信料及び電報料収入で占められ,そのうち電話料及び加入電信料については,利用度数の順調な伸びに支えられ着実な上昇を示している。
 また,53年度に初めて,電話収入(電話料等)が電信収入(加入電信料,電報料等)を上回った。
イ.営業費用
 営業費用は1,022億円で,対前年度比130億円,14.6%(昨年度の伸び率は19.9%)の増加となった。その主なものは労務費439億円(構成比43.0%),減価償却費119億円(同11.6%)等である。
 最近5か年間の収支状況の推移は第2-2-25表のとおりである。

(2) 資産及び負債・資本の状況

 53年度末における貸借対照表の概要は第2-2-26表のとおりである。

第2-2-25表 国際電電の収支状況の推移

第2-2-26表 国際電電の貸借対照表(54年3月31日現在)

 

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