昭和54年版 通信白書

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13 直交偏波による周波数の再利用

 国際通信需要の増大に対処するため,1980年代初頭に導入が予定されているインテルサットV号系衛星では,4GHzと6GHzのそれぞれの周波数帯において直交する2偏波を利用した周波数の2重使用を図ることになっている。
 国際電電がこれまで行ってきた調査結果によれば,インテルサットV号系衛星がインド洋上に導入される場合,山口衛星通信所では降雨による2偏波間識別度の劣化を救済する補償装置を備えることが必要となっている。このため,補償装置の開発の一環として,4GHz帯補償装置の試作を行い,インテルサットIV-A衛星を利用したフィールド実験を実施し,実用化に必要な技術資料を取得した。

 

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