昭和54年版 通信白書

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16 海中のレーザ通信

 海洋開発の一環として,海中における通信手段の確保が強く要望されており,郵政省電波研究所では,46年度以来,レーザによる海中情報伝送の研究を行ってきた。現在までに,超音波指向制御の海中レーザ通信装置による海中伝送実験,大型実験水槽を用いた各種のシミュレーション実験の結果を解析し,水中での多重散乱が,伝送可能距離,偏波面の保存,伝送可能帯域にどのように影響するかを明らかにした。
 その結果,レーザによる海中広帯域無線通信のために必要な基礎データを得ることができた。

 

15 40GHz以上の電波利用の研究 に戻る 第2部第7章第5節 有線伝送及び交換技術 に進む