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第1部 特集 情報通信白書刊行から50年〜ICTとデジタル経済の変遷〜
第1節 今後の日本社会におけるICTの役割に関する展望

(6) 電力量の爆発的増加と地球温暖化の加速

ICT利活用が進み、トラヒックが増大する中で、ICT関連機器などの電力消費量は増加傾向にあり、例えば、世界のデータセンターの電力消費量は世界全体の電力消費量の1〜2%程度という試算もある。また、我が国でIPトラヒックの増加に比例して消費電力が増大すると仮定した場合には、2030年にはICT関連機器だけで現在の年間使用電力量の倍近い電力を消費するとの予測も存在しており(図表2-1-1-5)、今後の消費電力量の爆発的増加に伴い、地球温暖化の加速が懸念される。

図表2-1-1-5 IT関連の消費電力予測
(出典)国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(2019)
「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響(Vol.1)―IT機器の消費電力の現状と将来予測―」10


10 https://www.jst.go.jp/lcs/proposals/fy2018-pp-15.html別ウィンドウで開きます

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