世界の半導体の出荷額は、2015年以降増加傾向にあり、2021年には9兆4,999億円(前年比26.7%増)となった(図表3-5-3-1)。内訳をみると、ディスクリート半導体が最も多く、近年大きく成長しているのは画像センサとなっている。
日本の半導体の出荷額は、2018年から減少していたものの、2021年は7,412億円(前年比29.6%増)と増加に転じた(図表3-5-3-2)。内訳をみると、世界市場と同様にディスクリート半導体が最も多く、全体の半数弱を占めている。
11 本項では、デジタルトランスフォーメーション(DX)で導入が進むIoTやAIを実装した電子機器においてキーデバイスとして位置付けられる、画像センサ、MCU、MEMSセンサ、及び不可欠な電源に使われるディスクリート半導体を指す。