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第2部 情報通信分野の現状と課題
第8節 ICT国際戦略の推進

(4) 中南米諸国との協力

中南米では、2006年(平成18年)にブラジルで日本方式の地上デジタルテレビ放送(地デジ)の採用がされた後、14カ国で日本方式が採用されており、現在も、各国のアナログ放送の停波に向けた取組を支援するとともに、ペルー、エクアドル等の国々で日本方式の機能の1つである緊急警報放送システム(EWBS:Emergency Warning Broadcast System)の導入支援を行っている。

また、中南米各国に対して5Gのセミナーを行い、特にオープンでセキュアな5Gネットワーク構築の重要性を説明し、本分野で優れた技術を有する日本企業の中南米への展開支援も行っている。

さらに、各国で我が国の優れたICTを活用し社会課題の解決する取組を後押しするため、コロンビアでは、カルタヘナ市で、同市が持つ世界文化遺産の保護などを含むスマートシティの実証事業を進めているほか、エクアドルとブラジルでは、IoTデータやAIを活用し、農業生産者の作業を効率化する農業ICTソリューションの実証を実施している。また、チリでは、ローカル5Gを活用した医療ICTソリューションなどの実証を進めている。

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