世界のICT関連市場の主要プレーヤーの時価総額をみると、GAFAM1が上位を独占しており、2021年7月にはGAFAの時価総額合計が日本株全体の時価総額を上回った。上位15社の時価総額総計も2017年の408兆1,724億円から2022年には1,586兆8,443億円2と大きく増加している(図表3-6-1-1)。
日本、米国及び中国の主なプラットフォーマーなどの2020年の売上高5を比較すると、最も大きいのはAmazon(約41兆2,214億円)で2013年比5.2倍となっている(図表3-6-1-2)。中国のAlibaba(約7兆8,924億円)は2013年比で13.3倍と高い成長となっている。一方、日本企業は規模も小さく、LINE5.1倍、ヤフー2.7倍、楽天2.6倍、ソニー1.1倍と成長の面でも見劣りする。
1 Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft。
2 2020年1月の平均為替レートを用いて円換算している。
3 https://www.soumu.go.jp/main_content/000579804.pdf
4 https://startup-db.com/magazine/category/research/marketcap-global-2022
5 日本、中国企業については、各年の平均レートを用いてドルに変換している。