第2部 情報通信分野の現状と課題
第6節 国内外におけるサービス・アプリケーションの動向

第6節 国内外におけるサービス・アプリケーションの動向

1 プラットフォームの動向

(1) 市場動向

世界のICT関連市場の主要プレーヤーの時価総額をみると、GAFAM1が上位を独占しており、2021年7月にはGAFAの時価総額合計が日本株全体の時価総額を上回った。上位15社の時価総額総計も2017年の408兆1,724億円から2022年には1,586兆8,443億円2と大きく増加している(図表3-6-1-1)。

図表3-6-1-1 世界のICT市場における時価総額上位15社の変遷
(出典)2017年は総務省(2018)「プラットフォームサービスを巡る現状と課題」3、2022年はWright Investors’ Service, Inc4から取得(2022年1月14日時点)
「図表3-6-1-1 世界のICT市場における時価総額上位15社の変遷」のExcelはこちらEXCEL

日本、米国及び中国の主なプラットフォーマーなどの2020年の売上高5を比較すると、最も大きいのはAmazon(約41兆2,214億円)で2013年比5.2倍となっている(図表3-6-1-2)。中国のAlibaba(約7兆8,924億円)は2013年比で13.3倍と高い成長となっている。一方、日本企業は規模も小さく、LINE5.1倍、ヤフー2.7倍、楽天2.6倍、ソニー1.1倍と成長の面でも見劣りする。

図表3-6-1-2 日米中のプラットフォーマーの売上高
(出典)Statistaデータを基に作成
「図表3-6-1-2 日米中のプラットフォーマーの売上高」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


1 Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft。

2 2020年1月の平均為替レートを用いて円換算している。

3 https://www.soumu.go.jp/main_content/000579804.pdfPDF

4 https://startup-db.com/magazine/category/research/marketcap-global-2022別ウィンドウで開きます

5 日本、中国企業については、各年の平均レートを用いてドルに変換している。

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