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第1部 特集 ICTがもたらす世界規模でのパラダイムシフト
第2節 ICT産業構造のパラダイムシフト

(1) 上位レイヤー

上位レイヤーにおいては、前述のとおりGoogleやFacebook等の米国企業の進展が顕著であり、高い利益率を維持しつつ海外展開による規模の拡大が顕著に進んでいる。

特にGoogleは2013年時点で海外からの売上が5割以上を占めており、2005年時点の売上高と比較しても顕著に業績を拡大していることが見て取れる。また、Amazonは営業利益率が低いのが特徴であるが、利益のほとんどを同社のEC事業を支える物流等への設備投資に回すことで、積極的な規模の拡大を展開している(図表2-2-2-2)。

図表2-2-2-2 上位レイヤーにおける海外利益率と営業利益率
(出典)総務省「ICT産業のグローバル戦略に係る成功要因及び今後の方向性に関する調査研究」(平成26年)
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株式時価総額の推移をみても同様にこれら企業の拡大は特徴的であり、特にApple、Googleの拡大は顕著である。Appleは2010年に、Googleも2012年にMicrosoftを抜いており、株式市場おいてもこれら企業の存在感が高まっている状況にある(図表2-2-2-3)。

図表2-2-2-3 上位レイヤーにおける時価総額推移
(出典)総務省「ICT産業のグローバル戦略に係る成功要因及び今後の方向性に関する調査研究」(平成26年)
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