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第2部 情報通信の現況・政策の動向
第8節 コンテンツ市場の動向

(2) マルチユース4の状況

●コンテンツ市場のうち、1次流通市場の規模は8兆9,575億円(79.7%)、マルチユース市場の規模は2兆2,827億円(20.3%)

平成24年の1次流通市場の規模は、8兆9,575億円となり、市場全体の79.7%を占める。1次流通市場の内訳は、映像系ソフト4兆739億円のうち、主なものは地上テレビ番組が最も大きく2兆2,739億円、ゲームソフトが7,515億円、衛星・CATV放送が4,777億円などとなっている。音声系ソフト7,071億円のうち、音楽ソフトが5,132億円、ラジオ番組が1,905億円となっている。テキスト系ソフト4兆1,764億円のうち、新聞記事が1兆5,978億円、雑誌ソフトが1兆643億円、書籍ソフトが6,155億円などとなっている(図表5-8-1-3)。

図表5-8-1-3 1次流通市場の内訳(平成24年)
(出典)総務省情報通信政策研究所
「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
「図表5-8-1-3 1次流通市場の内訳(平成24年)」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら

一方、平成24年のマルチユース市場の規模は2兆2,827億円(全体の20.3%)となっている。

マルチユース市場の内訳をみると、映像系ソフト1兆4,407億円の主な内訳は、地上テレビ番組が4,850億円、映画ソフトが4,277億円、衛星・CATV放送が4,107億円となっている。音声系ソフト1,139億円の主な内訳は、音楽ソフト1,105億円などとなっている。テキスト系ソフト7,280億円の内訳は、コミックが2,986億円、雑誌ソフトが1,008億円などとなっている。(図表5-8-1-4)。

図表5-8-1-4 マルチユース市場の内訳(平成24年)
(出典)総務省情報通信政策研究所
「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
「図表5-8-1-4 マルチユース市場の内訳(平成24年)」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら

また、マルチユース率の推移を見ると、平成20年以降わずかに増加しながら推移している(図表5-8-1-5図表5-8-1-6)。

図表5-8-1-5 我が国のコンテンツ市場規模の推移(流通段階別)
(出典)総務省情報通信政策研究所
「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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図表5-8-1-6 マルチユース率の推移
(出典)総務省情報通信政策研究所
「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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4 あるソフトが内容の同一性を保ちつつ、2次利用以降において複数のメディアで流通すること。

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