平成9年版 通信白書

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第3章 放送革命の幕開け

3 グローバルなメディア産業の展開

 (1) 本邦企業による海外におけるプロジェクト

 ア TVジャパン事業
 3年より、欧州及び北米地域において、日系企業の出資による現地法人が「TVジャパン事業」として、衛星を利用し我が国の番組の放送を行っている。欧州地域においては、ジャパン・サテライト・テレビジョン(JSTV)がアストラ1d衛星によりNHK及び民放の番組を放送しており、直接受信及びケーブルテレビ経由で約9,000世帯が視聴している。また、北米地域においては、ジャパン・ネットワーク・グループ(JNG)がGE-2衛星によりNHKの番組を放送しており、直接受信及びケーブルテレビ経由で約14,000世帯が視聴している。
 イ ジャパン・エンターテイメント・テレビジョン(JET)社
 JET社は、住友商事と米国TCI社の共同出資会社ジュピター・プログラミング・ネットワーク、シンガポール住友商事、TBS・アジアの出資により、8年10月、シンガポールに設立された。同社では、日本から番組をパッケージで持ち出し、香港において英語、中国語及びタイ語に翻訳し、シンガポールからパンナムサット2号機を使用して、アジア10か国への番組配信を9年3月から開始した(第3-4-10図参照)。

第3-4-10図 JETが実施する番組配信のイメージ
第3-4-10図 JETが実施する番組配信のイメージ

 

 

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