平成9年版 通信白書

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第3章 放送革命の幕開け

(6)デジタル化に向けたその他の取組

 ア ISDB技術に関する研究開発
 超高精細度テレビジョン放送、立体テレビジョン放送、対話性を有する高度マルチメディア放送等、放送システムのインテリジェント化を図る統合デジタル放送(ISDB)を実現するためには、多量の映像情報を含む極めて多種多様な放送のコンテントを高能率、柔軟かつ階層的に統合することが必要である。8年度から、通信・放送機構において、その実現に必要な要素技術の研究開発が行われているところである。
 イ デジタル放送受信機インターフェースの標準化の推進
 デジタル放送受信機については、放送の高度化に伴って、接続される周辺機器とのインターフェースの統一を図るなど、標準化の必要があり、郵政省としても7年度第二次補正予算において、デジタル受信機インターフェース標準化システムの整備を図っている。
 ウ 次世代放送方式技術に関する研究開発
 現在、放送方式はハードウェア化されているため、立体映像、超高精細度映像等の新たな放送方式を導入する場合、放送局や利用者はチューナー、アダプター等専用の設備を新たに導入、追加する必要がある。次世代放送方式は、放送方式をソフトウェア化して伝送することから、新たな放送方式が導入されても、設備を導入、追加することなく多種・多様な放送の提供及び享受が可能となるものである。郵政省では、その実現のために必要な技術の研究開発を9年度から実施することとしている。

 

 

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