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第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル
第3章 進展するデジタルによる社会課題解決に向けて

第3章 進展するデジタルによる社会課題解決に向けて

我が国において、少子高齢化の問題は深刻さを増しており、更に地方・経済の疲弊・衰退や災害の激甚化に対する対応も重要な社会課題となっている。進展するデジタル技術の効果的な活用を一層拡大することで、こうした社会課題の解決、軽減に貢献することが期待されている。

主要な社会課題やデジタル分野の課題を解決することの重要性と、それらの社会課題に対してデジタル技術の進展による解決への期待度について、アンケート調査をしたところ、すべての課題において、4割以上の人が、提示した課題について重要な課題と認識(「優先して取り組むべき重要な課題」と「重要な課題」の合計)と回答した。このうち、特にデジタル技術の進展による課題解決への期待が高かったのは、「防災・減災等の自然災害への備え」「医療従事者の不足による地域間の医療格差」「少子高齢化に伴う労働力不足」や、サイバー攻撃やシステムトラブル等の抑止が挙げられた。また、地域格差がない大容量・高速デジタル基盤の整備・安定的維持は、デジタル技術による解決を期待していると回答した者の比率が最も高かった(図表Ⅰ-3-1-1)。

本章では、我が国の主要な社会課題解決に向けたデジタルの役割とその展望を概観する。

図表Ⅰ-3-1-1 社会課題/デジタル分野の課題解決の重要性と期待度
(出典)総務省(2025)「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」
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