サイバー攻撃のリスクは、年々拡大傾向にある。例えば、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)によれば、NICTERのダークネット観測網における2024年の1 IPアドレス当たりの年間総観測パケット数は、前年の2023年から更に増加しており、インターネット上を飛び交う探索活動が更に活発化していることがうかがわれる1。
また、社会経済活動における重要インフラが、サイバー攻撃により被害・サービス停止した場合、大きな社会的な混乱が引き起こされるおそれがある。2024年度中にも、重要インフラ等を狙った様々なサイバー攻撃事案等が発生した。
【関連データ】国内で2024年度に発生した重要インフラ関連のサイバー攻撃被害事例
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00075(データ集)
1 第Ⅱ部第1章第10節2「サイバーセキュリティの現状」参照