我が国の2023年のコンテンツ市場規模は12兆5,833億円となっている。ソフト形態別の市場構成比では、映像系ソフトが全体の60%近くを占めている。また、テキスト系ソフトは約35%、音声系ソフトは約7%をそれぞれ占めている7(図表Ⅱ-1-3-9)。
コンテンツ市場の規模は、2021年に大幅に増加して以降、おおむね同水準を維持している。ソフト形態別では、テキスト系ソフト、音声系ソフトが増加傾向となっている(図表Ⅱ-1-3-10)。
2023年の1次流通市場の規模は9兆5,898億円であり、市場全体の4分の3を占めている。1次流通市場の内訳は、映像系ソフトが5兆5,128億円、テキスト系ソフトが3兆3,023億円、音声系ソフトが7,747億円となっている。
一方、マルチユース市場の規模は2兆9,936億円であり、前年から微減した。内訳は、映像系ソフトが1兆7,287億円、テキスト系ソフトが1兆1,137億円、音声系ソフトが1,511億円となっている。
【関連データ】1次流通市場の内訳(2023年)
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00178(データ集)
【関連データ】マルチユース市場の内訳(2023年)
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00179(データ集)
コンテンツ市場のうち、パソコン及びスマートフォン向けなどインターネットなどを経由した通信系コンテンツの市場規模は6兆672億円となっている。ソフト形態別の市場構成比では、映像系ソフトが56.5%、テキスト系ソフトが34.4%、音声系ソフトが9.1%を占めている。
また、通信系コンテンツの市場規模は、引き続き増加している。ソフト形態別に推移をみると、全てのソフト形態で増加傾向にある。
【関連データ】通信系コンテンツ市場の内訳(2023年)
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00180(データ集)
【関連データ】通信系コンテンツ市場規模の推移(ソフト形態別)
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00181(データ集)
7 メディア別にソフトを集計するのではなく、ソフトの本来の性質に着目して1次流通とマルチユースといった流通段階別に再集計した上で市場規模を計量・分析。