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第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題
第5節 国内外におけるICT機器・端末関連の動向

(2) 機器別の市場動向

ア 5G基地局

2024年の世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)は249億ドル(前年比15.2%減)となり、日本では17億ドル(前年比25.7%減)となった(図表Ⅱ-1-5-3)。両市場ともにピークアウトが見られるものの、引き続き高水準を維持するものとみられる。また、2024年の世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)は、首位がHuawei(31.0%)、2位がEricsson(26.6%)、3位がNokia(18.1%)であった。このように、5G基地局(マクロセル)の市場(出荷額)では、海外の主要企業が高いシェアを占め、日本企業の国際競争力は低い状況にある。

他方で、日本企業は、携帯基地局やスマートフォンなどに組み込まれている電子部品市場(売上高)では、2023年時点で世界の33%のシェアを占めると見込まれており、Beyond 5Gに向けた潜在的な競争力は有していると考えられる(図表Ⅱ-1-5-4)。

図表Ⅱ-1-5-3 日本の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)
(出典)Omdia
図表Ⅱ-1-5-4 世界の電子部品市場(売上高)のシェア(2023年)
(出典)Omdia

【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)

URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00196別ウィンドウで開きます(データ集)

【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)

URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00197別ウィンドウで開きます(データ集)

イ マクロセル基地局(5G含む)

2024年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がHuawei(34.2%)、2位がEricsson(25.7%)、3位がNokia(17.6%)となっており、日本企業は合計で1.4%を占めている(図表Ⅱ-1-5-5)。

図表Ⅱ-1-5-5 世界のマクロセル基地局市場のシェア(2024年・出荷額)
(出典)Omdia
ウ 企業向けルーター

2024年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(62.6%)、2位がH3C(10.2%)、3位がHuawei (8.7%)となっている。

2024年の日本市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(35.0%)、2位がNEC(27.5%)、3位がYamaha(23.5%)となっている。

【関連データ】世界の企業向けルーター市場のシェア

URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00199別ウィンドウで開きます(データ集)

【関連データ】日本の企業向けルーター市場のシェア

URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/datashu.html#f00200別ウィンドウで開きます(データ集)

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