平成21年版 情報通信白書

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第2部 情報通信の現況と政策動向

第4章 情報通信の現況

(2)ブロードバンドの利用状況

 自宅のパソコンを使ってインターネットを利用する際にブロードバンド回線1を利用している人の割合は、平成20年末時点で、6歳以上人口全体の47.0%、自宅のパソコンを使ってインターネットを利用する人の86.9%となっている(図表4-1-1-4)。これを個人の属性別に、平成20年末と平成19年末で比較すると、世代別の利用率は、すべての世代で増加している。
 また、所属世帯年収別の利用率は、200万円未満の世代が横ばいであるのを除くと、いずれの層においても平成19年末から伸びており、特に、2,000万円以上の層においては、11.8ポイントの伸びを示している。自宅のパソコンを使ってインターネットを利用する人のブロードバンド利用率をみると、最も低いのは所属世帯年収が最も低い200万円未満の層で81.4%、最も高いのは1,000万円〜1,500万円未満の層で89.6%となっている。
 
図表4-1-1-4 属性別ブロードバンド利用状況
図表4-1-1-4 属性別ブロードバンド利用状況
(出典)総務省「平成20年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
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 また、平成20年末のブロードバンド回線の契約数は、3,011万契約(対前年比6.4%増)に達した(図表4-1-1-5)。そのうち、DSL契約数は1,159万契約で対前年比11.7%減と減少傾向にある一方、FTTH契約数は対前年比27.3%増の1,442万契約と増加しており、ブロードバンド契約数に占めるFTTHの割合は47%を超えた。契約純増数の推移を見ると、DSLは純減傾向が続いている一方、FTTHは平成16年以降、一貫して純増となっており、FTTHがブロードバンド契約の増加をけん引しているといえる(図表4-1-1-6)。
 
図表4-1-1-5 ブロードバンド契約数の推移
図表4-1-1-5 ブロードバンド契約数の推移
総務省「ブロードバンドサービスの契約数等(平成20年12月末)」により作成
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/090318_1.html
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図表4-1-1-6 DSLとFTTHの契約純増数の推移
図表4-1-1-6 DSLとFTTHの契約純増数の推移
総務省「ブロードバンドサービスの契約数等(平成20年12月末)」により作成
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/090318_1.html
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1 ケーブルテレビ回線(CATV回線)、固定無線回線(FWA)、第3世代携帯電話回線、光回線(FTTH)、DSL回線のいずれか

 第1節 インターネットの利用動向

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