平成21年版 情報通信白書

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第2部 情報通信の現況と政策動向

第4章 情報通信の現況

(3)迷惑メール対策

 世帯において被害経験が多い迷惑メールについて、過去1年間に迷惑メール及び架空請求メールを受信したことのある世帯に対して、受信の頻度を尋ねたところ、自宅パソコンでの受信は、「1日に10通以上」が31.6%と最も多く、次いで「1日に5〜9通」が17.1%、「1日に2〜4通」が15.8%となっており、6割以上が1日に複数の迷惑メールを受信していることが分かる(図表4-1-2-5)。また、携帯電話での受信は、「1日に10通以上」が15.2%、「1日に5〜9通」が10.2%と自宅パソコンでの受信と比較すると、その割合は小さくなっており、迷惑メールの受信頻度は携帯電話より自宅パソコンのほうが多い傾向があることが分かる。
 
図表4-1-2-5 世帯における迷惑メール受信頻度
図表4-1-2-5 世帯における迷惑メール受信頻度
(出典)総務省「平成20年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
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 また、迷惑メールへどのような対策を行ったかについて尋ねたところ、自宅のパソコンでの受信は、「メール指定受信拒否機能」が15.4%と最も多く、次いで「メールアドレスを複雑化」が10.7%、「『未承諾広告』拒否機能を使用」が8.0%であった(図表4-1-2-6)。また、携帯電話での受信は、「メール指定受信拒否機能を使用」が26.5%と最も多く、次いで「メールアドレスを複雑化」が22.8%、「『未承諾広告』拒否機能を使用」が14.6%であった。一方、「何も行っていない」のは、自宅のパソコンで48.0%、携帯電話で28.1%となっており、自宅のパソコンでは迷惑メール対策を行っていない世帯が半数近くに上っている。
 
図表4-1-2-6 世帯における迷惑メール対策
図表4-1-2-6 世帯における迷惑メール対策
(出典)総務省「平成20年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
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 第1節 インターネットの利用動向

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