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第2部 情報通信の現況と政策動向第5章 情報通信政策の動向
(3)ICTと気候変動
地球温暖化は地球規模の重要な課題であり、ICT分野においては、ICT自体の省エネだけでなく、ICTの利活用によるエネルギー利用効率の改善、人・物の移動の削減、物の生産・消費の効率化を通じたCO2の排出削減効果に注目が集まっている。 国際電気通信連合(ITU)では、平成20年4月及び6月に開催された「ICTと気候変動に関するシンポジウム」において、当問題をテーマとした集中的な取組を開始し、同年7月にITU-T(ITU電気通信標準化部門)内に、「ICTと気候変動に関するフォーカスグループ」(FG)を創設し、検討を開始した。総務省は、平成21年3月にFGの最終会合を招へいした。最終会合では、これまでのFGにおける検討結果について、最終報告書が取りまとめられた。今後は、報告書に基づき、ITU-Tの研究委員会(SG)において勧告化等に向けた検討が実施される予定である。
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