平成21年版 情報通信白書

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第2部 情報通信の現況と政策動向

第5章 情報通信政策の動向

(4)暗号技術の安全性評価と高度化の推進

 ネットワークを利用した社会経済活動において不可欠な情報セキュリティを確保するためには、安全で実装性に優れた暗号技術を利用することが重要である。
 そこで、
[1] 「暗号技術検討会」(総務省及び経済産業省が共同で開催)29
[2] 「暗号技術監視委員会」(独立行政法人情報通信研究機構及び独立行政法人情報処理推進機構が共同で開催)
[3] 「暗号モジュール委員会」(同上)
からなる暗号評価プロジェクト「CRYPTREC」(Cryptography Research and Evaluation Committees)は、暗号技術を公募し、客観的な評価を行った結果として安全性及び実装性に優れていると認められた暗号技術をリスト化した「電子政府推奨暗号リスト」30を平成15年2月から公表しているところである。
 暗号技術検討会においては、電子政府利用等に資する暗号技術の評価等を行っており、平成14年度に発表した、電子政府における調達のための推奨すべき暗号のリスト(電子政府推奨暗号リスト)の改訂のための暗号技術公募要項を、平成21年3月に取りまとめたところである。


29 参考:暗号技術検討会:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ango/index.html
30 電子政府推奨暗号リスト:http://www.cryptrec.go.jp/list.html

 第3節 安心・安全なユビキタスネット社会の構築

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