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第1章 特集 インターネット(2)CATVインターネット
ケーブルテレビ事業者のインターネット接続サービスの加入契約数は2.1万契約 インターネット接続ビジネスを開始するケーブルテレビ(CATV)事業者が急増している。このサービスはCATVの回線網を使用し、従来の電話回線(数十kbps)よりも速い通信速度(数百kbps〜数Mbps)を実現する、高速接続サービスである。 1)インターネット接続ビジネスの市場規模 インターネット接続ビジネスを実際に開始しているCATV事業者は28社(10年11月現在)であり、「CATV事業者アンケート」によればインターネット接続ビジネスによる10年の市場規模は5.9億円と推計された。 CATV事業者の提供するインターネット接続サービスの加入契約数は2.1万契約であり、同CATV事業者の放送サービスの加入契約数である90.9万契約の約2%となっている(ただし、放送サービスとインターネット接続サービスのサービス提供可能地域は異なる)(図表1))。 2)インターネット接続ビジネスの概況 インターネット接続ビジネスを開始しているCATV事業者のうち、10年11月現在において同ビジネスを開始して1年未満の事業者は全事業者28社中24社を占めている(図表2))。またインターネット接続ビジネスの平均運営人数は8.4人となっている(図表3))。 3)インターネット接続サービスの料金 インターネット接続サービスを、個人が1か月当たり15時間又は50時間利用した場合の最も安い個人向け接続サービス料金(料金の課金制度が時間制のみを対象とする)はともに5,000円前後が最も多い(図表5)、6))。 これは課金形態として、28社中20社が月額固定料金制を採用しているため、利用時間による料金の差がそれほど出ないためである。この20社の平均利用料金は4,923円である。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 関連サイト:CATVインターネットの仕組み(http://www.kmn.co.jp/catv_guide/index.html)
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