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第2章 情報通信の現況(4)消費情報量
データ伝送用電気通信系パーソナルメディアの増加が消費情報量の増加に寄与 消費情報量とは、各メディアを通じて、1年間に情報の消費者が実際に受け取り、消費した情報の総量を計測したものである。9年度の消費情報量は、3.09×1016ワード(対前年度比14.2%増)となった。 9年度の消費情報量の増加に対して、電気通信系パーソナルメディアの寄与率が92.7%と高く、その中でも「専用サービス(データ伝送)」の寄与率が73.6%と圧倒的である。「ISDN(データ伝送)」も寄与率が12.7%と高く、第3位は、「ケーブルテレビ放送」が寄与率6.9%となっている。輸送系メディアでは「パソコンソフト」が寄与率4.4%と健闘している。 これらは、事業所における業務のネットワーク化の進展や、家庭におけるインターネットの普及、テレビの多チャンネル化などを背景に、特定のメディアにおいて消費情報量の増加が着実に進んでいるためである。 一方で、「ビデオテックス」、「CSアナログテレビ放送」等衰退メディアも出現しており、構造変化を伴いながら消費情報量は今後とも着実に伸びていくものと考えられる。 ![]()
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