平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)成層圏プラットフォームの研究開発

飛行船による成層圏無線中継システムの実用化に向けて

 成層圏プラットフォームとは、気象が比較的安定している高度20km程度の成層圏に通信機材等を搭載した無人の飛行船を滞空させ、通信・放送の中継基地等に利用するもので、次世代情報通信基盤として期待されている。また、観測センサー等を搭載することにより、地球観測にも利用可能となることから、幅広い用途への応用も期待されている。
 郵政省及び科学技術庁では、成層圏プラットフォームの通信・放送、地球観測への早期応用を目指し、産学官共同で研究開発を行っている。郵政省の関連では、通信・放送機構が10年8月、成層圏プラットフォームプロジェクトを発足させ、プラットフォーム追跡管制の研究開発及びKa・ミリ波帯を利用した通信・放送アプリケーションの研究開発に着手した。

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