平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

第4節 研究開発の推進

1 重点研究開発プロジェクトの推進
(1)研究開発用ギガビットネットワークの利用推進

次世代の超高速ネットワーク技術の研究開発に着手

 21世紀における超高速ネットワークの実現に向け、10年度において、通信・放送機構(http://www.shiba.tao.go.jp/)が全国10か所のATM交換設備(高性能交換設備)を超高速光ファイバ回線で結んだギガビットネットワーク及び全国5か所の共同利用型研究開発施設(最先端の研究開発拠点)からなる研究開発用ギガビットネットワーク(JGN:Japan Gigabit Network)を整備した。また、ギガビットネットワークへの接続の利便を図るため、全国45か所にアクセスポイントを設置した(資料43参照)。
 15(2003)年度までの間、これらを広く研究機関、大学、企業等に次世代インターネット技術等の研究開発のためのテストベッド(開放型実験施設)として開放する。
 ギガビットネットワークを活用して開発されるアプリケーションの例としては、様々な言語の文章をネットワーク上で超高速で自動翻訳するシステム、高精度の電子カタログを全国に配信するシステム、リアルタイム遠隔医療システム等が想定される。11年度において、通信・放送機構が、研究開発用ギガビットネットワークを利活用し、自ら研究開発を行うとともに、上記のような高度なアプリケーションの実現に必要不可欠な技術の研究課題を公募し、委託研究及び共同研究を行う予定である。

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