平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(5)新しい衛星デジタル音声放送

2001年を目途に2.6GHz帯衛星デジタル音声放送を開始予定

 1992年の世界無線通信主官庁会議(WARC‐92:World Radiocommunication Conference、現「世界無線通信会議」)において、我が国を含む12か国に対し、2.6GHz帯の周波数が衛星デジタル音声放送用として新たに割り当てられた。
 郵政省では、11年夏に電気通信技術審議会から「2.6GHz帯衛星デジタル音声放送」の放送方式について答申を得る予定である。サービス開始は13(2001)年頃を予定しており、我が国で初めて、衛星を利用した移動体向けの音声放送を主とするサービスが提供される。
 その特徴は、1)従来の衛星放送では困難であった高速移動中(時速100km程度)での安定的な受信が可能、2)ギャップフィラー(地上に設置する補助設備)の採用により、電波の届きにくいトンネル内、ビル陰などにおいても途絶することなく受信が可能、3)多チャンネルのCD並みの高品質ステレオ音声放送に加え、静止画像・簡易動画放送を組み合わせた多彩な放送が可能、となっている。

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