平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)特定空間での電波利用の在り方

10年12月から、携帯電話等の通信抑止機能を有する実験用無線局の免許申請受付開始

 携帯電話及びPHSの急速な普及に伴い、劇場や電車内等の公衆が集まる場所での携帯電話等の利用が頻繁に行われるようになり、着信音や話し声に不快感を訴える人が多くなってきている。
 そこで郵政省は、秩序ある電波利用の促進を図るために、10年4月から「発着信による迷惑防止のための電波利用の在り方に関する研究6会」を開催し、劇場やコンサートホール等の公共施設における携帯電話等の通信抑止について検討した。研究会では、通信抑止に対する社会的ニーズと携帯電話、PHS等の利用者の利便性とを比較考慮し、制度的及び技術的課題等について検討が行われ、同年6月には、使用条件と使用場所を限定した上で、携帯電話等の通信抑止機能を有する無線局の開設を認めることを内容とする報告書が取りまとめられた。
 これを踏まえ郵政省は実験局の開設について検討し、実験局開設の条件を整理して同年12月より免許申請の受付を開始した。

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