平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

3 加入電話

前年に引き続き、NTT加入電話契約数は減少傾向

 NTTの加入電話契約数は、10年9月末現在、5,964万契約(対前年同期比2.6%減)となっており、前年に引き続き減少した。
 また、加入電話契約を事務用と住宅用に分けると、10年9月末現在、事務用は1,748万契約(対前年同期比6.5%減)、住宅用は4,216万契約(同0.9%減)となっている(図表1))。
 長距離系NCC及び地域系NCCの契約数の推移についてみると、長距離系NCC(DDI、日本テレコム及び日本高速通信(現KDD)の3社合計)の電話サービスの契約数(ID登録数の3社単純集計)は、10年9月末現在、3,904万契約(対前年同期比6.1%増)である。
 一方、地域系NCC(TTNet、タイタス・コミュニケーションズ及びジェイコム東京の3社合計)の加入電話回線数については、10年9月末現在、3.7万回線となっている。長距離系NCC及び地域系NCCの契約(回線)数は、両者ともにNTT加入電話契約数の減少とは対照的に増加傾向にある(図表2))。
 なお、TTNetについては、9年10月より中継電話サービス(東京電話)を提供しており、サービス開始から1年間で、151万契約(ID登録数)と契約数が大幅に増加した。
 このほか、10年7月には国際電信電話株式会社法の廃止により、KDDが国内電話市場に参入した。
 加入電話の総通話回数をNTTとNCC(4社合計)別にみると、NTTが前年度に比べ7.8%減少している一方で、NCCは10.1%増加しており、総通話回数におけるNCCのシェアは、前年度に比べ1.6ポイント増の11.1%となっている(図表3))。
 また、NTTとNCCは主に県間通話市場で競争しているが、県間通話回数に占めるNCCのシェアは、9年度末現在、40.6%(対前年度比4.9ポイント増)と着実に増加している。その中でも、東京都、大阪府、愛知県相互の通話回数に占めるNCCのシェアは、59.6%(同3.2ポイント増)となっている(図表4)、5))。

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