平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

(2)生活空間

若年層では「自分の部屋」における情報機器の利用が活発

「機器利用調査」等により、情報機器の普及が生活空間の利用に与える影響についてみると、以下のとおりである。
 まず、家族と同居している人の家庭内における情報機器の主な利用場所についてみると、「自分の部屋」での利用が多いのは、最も個人保有が進んでいるパソコン(利用者平均42.1%)、次いで携帯電話(同40.4%)となっている(図表1))。移動中の通話が主目的と思われていた携帯電話は、15〜19歳及び20代の利用者において「自分の部屋」での利用率が高い(図表2))。また、テレビ及び加入電話の利用場所を年代別に比較すると、テレビについては全世代とも「居間など家族が集う部屋」での利用比率が高く、共用が一般的といえる。一方、加入電話については、20代の3人に1人、15〜19歳の2人に1人が「自分の部屋」で利用すると答えており、若年層ほど1人で使う傾向が強まる(図表3))。これにより、情報機器によって度合いに差こそあれ、若年層を中心に個人利用(パーソナル化)が進み、「自分の部屋」で情報機器を利用している様子がうかがえる。
 さらに、電話を利用する際の状況については、「歩きながら電話をする人が多くなった」(78.4%)、「どこに行っても呼出音が聞こえるようになった」(58.8%)とする回答が多く、携帯電話等の利用が一般化したことを物語っている。しかしながら、その一方で携帯電話等の利用時のマナーが問題となっており、「通信利用動向調査(世帯調査)」によれば、場所によって何らかの使用制限が必要とする意見が多くなっている(図表4))。

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