平成11年版 通信白書

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第1章 特集 インターネット

2 普及に向けて
(1)料金

インターネット利用料金の国際比較

 10年12月に行われた日経マルチメディアの「第7回インターネット・アクティブ・ユーザー調査」によると、インターネットユーザーが感じる「インターネットに対する不満や不安」に関して、最も多くのユーザー(約34.0%)が挙げた項目は「電話料金」である。
 そこで、インターネットの利用料金を、個人利用者が月間15時間インターネットを利用した場合を想定して国際比較すると、東京はニューヨークに次いで2番目に安い水準にある。
 インターネット利用料金の内訳をみると、インターネットアクセス料金の最も安い都市はパリであり、2番目に安い都市は東京となっているが、その料金格差はそれ程大きくない。
 通信料金に関しても東京は2番目に利用料金が安い都市となっている。しかしながら、最も通信料金の安いニューヨークとの料金格差は約3倍と非常に大きくなっている。
 これはニューヨークの市内通話料金が時間制限のない1通話当たりの料金であるため、通話時間が長い場合には他の都市と比べ大幅に割安となっているためであるが、この通信料金の格差が日米におけるインターネット利用環境の格差要因の一部となっているものと思われる。
 そのため、今後我が国におけるインターネットの普及促進を図るには、通信料金のより一層の多様化及び低廉化が求められる。

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