平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(4)マルチメディア移動アクセス(MMAC)推進に関する研究開発

2002年頃までに、大学キャンパス内や街角など野外でも高品質な映像伝送サービスが利用可能な高速無線通信システムを実現

 マルチメディア移動アクセス(MMAC:Multimedia Mobile Access Communication systems )とは、マルチメディア情報を「いつでも、どこでも」取り扱うことができ、光ファイバとシームレスな接続が可能な超高速・高品質な移動体通信システムである。このようなMMACの実現によって、高精細画像でのモバイルTV会議や、携帯TV電話等のサービスが可能となる。
 郵政省では、オフィスでの超高速無線LANや街角での高速無線通信が可能となるMMACの2002年頃の導入を目指す一方、2010年頃の実現を目標として、移動中においても最大156Mbpsの伝送速度を可能とする「超高速マルチメディア移動通信システム」(高度なMMAC)に関する研究開発を推進している(図表)。
 なお、郵政省における11年度の主な取組としては、これまでのデバイス技術や移動アクセス技術の研究開発等に加え、移動環境での通信領域の切り替え制御を実現するための研究開発等に着手する予定である。

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