平成11年版 通信白書

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第1章 特集 インターネット

(4)就職

就職活動におけるインターネット活用が定着

 ホームページにより採用情報を公開する企業が増えるにつれ、就職活動にインターネットを活用する人も増えている。「インターネット利用状況調査」により、インターネットを利用する若者(18〜25歳)について、就職活動におけるインターネットの活用状況をみると、以下のとおりである。
 就職活動経験又は予定のあるインターネット利用者について、就職活動年次ごとに比較すると、インターネットを「活用した」と回答した人は8年以前では22.0%だったが、10年では93.7%に達している。また、就職活動の予定者も既に3割以上活用しており、インターネットが就職活動に定着しつつあるといえる(図表1))。活用内容は情報収集が中心であり、企業との連絡手段としての活用はまだ少ない(図表2))。
 就職活動におけるインターネットの必要性については、10年に就職活動を経験したインターネット利用者では、活用率は93.7%にのぼるものの、「必要不可欠」という回答は58.7%にとどまっている。実際に活用した人の意見には、「情報が速い」、「従来の電話や葉書と比べて資料請求の手間が省ける」など情報収集の利便性への評価のほか、「情報が更新されていない」、「電子メールによる質問等に対応している企業が少ない」という現状の指摘もあった。このことから、採用活動を行う企業が情報提供内容を充実させるとともに、情報提供手段としてだけでなく連絡手段としてインターネットを活用すれば、就職活動においてインターネットの必要性は増すと思われる。
 また、「情報収集活動」、「企業側の採用評価」双方において、インターネットの活用による就職活動の優位性は今後高まると評価されている(図表3))。

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