平成11年版 通信白書

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第1章 特集 インターネット

(4)主婦

インターネットによる生活情報の提供への期待が大きい

「インターネット利用状況調査」により、家事や子育て等により家庭に拘束される時間の長い専業主婦のインターネット利用についてみると、以下のとおりである。
 専業主婦のインターネット利用者においては、インターネットを始めるにあたって、パソコンの操作方法やインターネットの接続方法を「家族」から教わった利用者が全体の41.2%を占めている(図表1))。
 インターネットで利用する主な情報については、「趣味・娯楽関連情報」が、「よく利用する」と「利用したことがある」を合わせると、96.5%と最も多い(図表2))。
 利用し始めてからの生活の変化については、「趣味・娯楽の範囲が広がった(73.2%)」、「趣味・娯楽がより深まった(64.2%)」という回答が多い。また、「同じ趣味や関心をもつ仲間が増えた(45.5%)」という回答も全体平均(37.7%)より多く、インターネット利用により家庭の外との関わりが増えているといえる。家庭内にいる時間が長く、社会との接点を持ちにくい主婦にとって、インターネットは家に居ながらにして趣味や交流の拡大を図る手段として利便性を感じていると思われる。
 今後の活用方法については、「生活に役立つ情報を入手する」、「自分の趣味をより深めたり、広げたりする」という回答が約7割あり、自分自身の生活にインターネットを積極的に取り込もうという意識がうかがえる。また、インターネットにより「生活に役立つ情報を入手する」意向が高いこと(図表3))、実際には「料理や家事に関する情報」などの生活に役立つ情報の利用に「よく利用する」と「利用したことがある」との回答に開きがあること(図表2))から、生活に役立つ情報について実際の提供内容と主婦の期待が乖離していると思われる。さらに、「在宅勤務の機会や可能性を広げる」という回答も53.3%に達しており、インターネットを利用する専業主婦にとって在宅勤務への期待はかなり大きいといえる(図表3))。

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