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第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第1節 ICTが導く成長への道筋

7 分析のフレームワーク


 以上の問題意識を踏まえ、我が国においてICTのGPTとしての力を十分に享受できているかとの問題意識の下、ICTが日本の成長に貢献する道筋について検証を行う。具体的には、マクロ、セミマクロ、ミクロの視点で、ICT利活用部門(産業・公的分野)について分析を行う。
 第1章では、第1節において、グローバルに広がるICT市場の状況を紹介し、ICTが諸外国において、経済社会の成長エンジンとして期待され、取り組まれている状況を紹介する。その上で、第2節から第5節においては、我が国のICT分野に置かれている状況を多面的に分析し、ICTが日本の成長に貢献するには何が必要かを分析する。具体的には、まず、ICTに係る国際指標について分析し、その低下要因から日本の問題点を探る。その上で、日本のICT産業の動向・国際的地位に焦点を当てて、国際競争力低下要因を探る。最後に、ICT利活用の側面に焦点を当てて産業分野、公的分野や地域における我が国のICT活用の現況やその徹底活用による成長潜在力について検証を行う。
 また、第2章においては、近年、成長が著しい分野でもあるスマートフォンやソーシャルメディアなど「スマート化」の動向に焦点を当て、ICT産業から特にモバイル産業の急激な変革や放送・通信融合等の状況について切り出して分析を行い、全体を総括して日本再生に向けたICTの役割を展望する。
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