総務省トップ > 政策 > 白書 > 24年版 > 災害時における携帯電話の重要性
第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第3節 東日本大震災の教訓とICT

(2)災害時における携帯電話の重要性


 携帯電話端末は、身近な情報端末として評価が高く、発災時、避難時においてほとんどの人が携帯電話端末を持って避難していたが、長時間使用不能となったことの影響の大きさに関する指摘が多く寄せられた。「堤防の増強よりも携帯電話の通信確保等の対策が必要。」とのコメントもあったほどである。また、常に身につけている携帯電話端末に対して、緊急時の情報が伝達できるような機能面での重層性向上の必要性も指摘されている。
 なお、携帯電話については、発災時のみならず避難時等においてもニーズが高く、携帯電話の復旧とともに情報受発信ツールに対する不満が解消されたところである。 このように、今回の震災では、携帯電話の重要性が改めて認識されたといえ、携帯電話ネットワークの耐災害性の強化と、携帯電話端末の機能強化の両面が求められているといえよう。
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