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第2部 情報通信の現況と政策動向
第3節 インターネットの利用動向

(3)迷惑メール対策


●自宅パソコンについて、迷惑メール受信頻度が携帯電話より高い上、迷惑メール対策を行っていない世帯も約4割に上っている

 世帯において被害経験が多い迷惑メールについて、過去1年間に迷惑メール及び架空請求メールを受信したことのある世帯に対して、受信の頻度を尋ねたところ、自宅パソコンでの受信は、「1日に10通以上」が27.9%と最も多く、次いで「1日に2〜4通」が18.7%、「1日に5〜9通」が17.3%となっており、6割以上が1日に複数の迷惑メールを受信していることがわかる。また、携帯電話での受信は、「1日に10通以上」が26.9%、「1日に2〜4通」が16.8%、「1日に5〜9通」が13.5%と、自宅パソコンでの受信と比較すると、その割合は低くなっており、迷惑メールの受信頻度は携帯電話より自宅パソコンの方が高い傾向であることがわかる(図表4-3-2-5)。

図表4-3-2-5 世帯における迷惑メール受信頻度
図表4-3-2-5 世帯における迷惑メール受信頻度のグラフ
総務省「平成23年通信利用動向調査」により作成
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

 また、迷惑メールへどのような対策を行ったかについて尋ねたところ、自宅のパソコンでは、「メール指定受信拒否機能を使用」が21.6%と最も多く、次いで「メールアドレスを複雑化」が12.2%、「メール指定受信機能を使用」が4.3%であった。また、携帯電話でも、「メール指定受信拒否機能を使用」が39.3%と最も高く、次いで「メールアドレスを複雑化」が22.4%、「メール指定受信機能を使用」が15.8%であった。一方、「何も行っていない」のは、自宅のパソコンで56.8%、携帯電話で34.7%となっており、自宅のパソコンでは迷惑メール対策を行っていない世帯が5割以上になっている(図表4-3-2-6)。

図表4-3-2-6 世帯における迷惑メール対策(複数回答)
図表4-3-2-6 世帯における迷惑メール対策(複数回答)のグラフ
総務省「平成23年通信利用動向調査」により作成
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
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