総務省トップ > 政策 > 白書 > 24年版 > 教育分野におけるICT利活用の推進
第2部 情報通信の現況と政策動向
第4節 ICT利活用による国民生活の向上と環境への貢献

第4節 ICT利活用による国民生活の向上と環境への貢献


1 教育・医療等の分野におけるICT化の推進

(1)教育分野におけるICT利活用の推進
 我が国の次世代を担う子どもたちが、早い段階からICTに親しみ、情報活用能力を向上させ、新しい知的価値や文化的価値を創造できる社会を構築することは大変重要である。
 総務省では、教育分野でのICT利活用を推進し、情報通信技術面を中心とした課題を抽出・分析することを目的として、平成22年度から「フューチャースクール推進事業」に取り組んでいる(図表5-4-1-1)(第1章第4節参照)。
 平成23年度においては、文部科学省の「学びのイノベーション事業」と連携し、平成22年度から継続する10校の小学校に加え、新たな実証校として文部科学省と選定した中学校8校及び特別支援学校2校を追加した。これらの学校では、タブレットPC(全児童生徒1人1台)やインタラクティブ・ホワイト・ボード(全普通教室1台)等のICT機器を用いた授業を実践し、学校現場における情報通信技術面を中心とした課題の抽出・分析、技術的条件やその効果等について実証研究を行っている。
 実証研究の成果については、総務副大臣主催の「フューチャースクール推進研究会1」による検討結果を踏まえ、平成24年4月に「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2012」を取りまとめ、公表している。
 平成24年度においては、平成23年度に引き続き、文部科学省との連携により、小学校10校、中学校8校及び特別支援学校2校において実証研究を実施し、ガイドラインの内容の充実を図ることとしている。

図表5-4-1-1 フューチャースクール推進事業の概要
図表5-4-1-1 フューチャースクール推進事業の概要の図


1 フューチャースクール推進研究会:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/futureschool/index.html
テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る